「わかってもらえない相手」との関係で消耗しない考え方

こころと感覚のはなし

全くわかってもらえない人間関係

話し合おうとすると、感情が先に高まってしまて
上手く言葉にできない

それでもがんばって説明したところで、
返ってくるのは感情や否定ばかり。

それは、あなたの伝え方が悪いからでも、
何か努力が足りないからでもありません。

そもそも「話し合い」が成立しない関係は、
一定数、存在します。

このページでは、
話し合いにならない人間関係の中で、
これ以上心をすり減らさないための
考え方の整理をしていきます。

「話し合えばわかる」とは限らない

「ちゃんと話せば、きっと伝わる」
そう信じて頑張ってきた人もいると思います。

でも現実には、

  • 話すと感情的になる
  • 価値観がまったく噛み合わない
  • 立場や力関係があり、対等ではない

そんな相手もいます。

そこで無理に分かり合おうとすると、
消耗してしまうのは、
たいてい「気を配れる側」です。

わかってもらえない相手に、理解を求めないという選択

人間関係の中で、
どうしても噛み合わない相手

こちらがどれだけ配慮しても、
説明しても、
状況を整理して伝えても、
まったく届かない。

そんな相手が口にする言葉は、
事実の整理というより、
その人自身が安心するための言葉
であることも少なくありません。

たとえば、

・自分のほうが正しい
・自分のほうが上だ
・自分のほうが与えている

そうした前提から出てくる言葉。

そこに反論しようとすると、
話は「何が正しいか」ではなく、
「どちらが上か」という
力関係にすり替わっていきます。

だから、もう無理に理解してもらおうとしなくていい。

ここで言う「理解を求めない」というのは、
相手を突き放すことではありません。

ただ、
わかってもらえない場所で、
これ以上自分を消耗させない、という選択です。

心の中では、
こんな位置づけにしてもよいかもしれません。

あの人は
「優位な立場でいたい人」
「感謝を受け取る余裕がない人」

これは評価でも、攻撃でもありません。
性質として理解する、ということ。

そして大切なのは、
「理解=許す」ではないということ。

これは、
「期待を手放すための整理」です。

わかってもらえない前提に立つことで、
少しずつ守れるようになる心もあります。

相手を変えられなくても、自分を守ることはできる

相手の考えは、変わらないかもしれません。
理解してもらえないこともあります。

でも、

  • 全部を背負わなくていい
  • 説明しすぎなくていい
  • できない日は、できないと言っていい
  • 相手の価値観を、自分の真実にしなくていい

そうやって、
自分を守る選択はできます。

同じ環境にいても、
相手の感情まで引き受けなくていいのです。

ここまで読んでくれたあなたへ

ここまで読んで、
何かが「わかった」と思えなくても大丈夫。
ただ、
これまでと少し違う見え方が生まれていたら、
その変化は、もう始まっています。

無理に答えを出さなくていい。
今すぐ関係を変えなくてもいい。

ただ、
「わかってもらえない場所で、
これ以上自分を削らなくていい」
その視点を、心の片隅に置いておいてください。

自分の立ち位置を変えることは、
関係を壊すことではなく、
自分を守るための選択でもあります。

だから、もう無理に理解してもらおうとしなくていい。

それは、あきらめではなく、
自分の尊厳を守るための判断です。

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話し合いにならない相手との関係は、
そもそも「距離を取る」「離れる」といった選択が
すぐにはできない状況であることも少なくありません。

嫌いでも、苦手でも、
逃げられない関係の中で心を守る考え方については、
こちらのページで整理しています。

嫌いな人から逃げられないときに、心を守る考え方