だるさや倦怠感。身体の疲れが抜けない時

だるさや倦怠感は身体からのメッセージ?

疲れている人・悩む人

「朝起きると、だるさや倦怠感を感じる」
「少し動くとすぐ疲れる…」
「気分が憂鬱」
「よく眠れない」

そのような症状は、自律神経の乱れに起因する可能性がある。もしくは、体内の「氣(エネルギー)」が影響している可能性も考えられます。

【関連記事】自律神経が乱れているのかも?

だるさ・倦怠感の原因

その原因や理由がわからないと不安になりますよね。
漢方医学では、だるさや倦怠感は体内の「氣」の影響と関連付けられることがあります。「気血水」のバランスが崩れることで様々な不調が生じるとされています。

それは、「病院の検査では特に異常が見つからない」場合に限ります
だるさや倦怠感は、ただの疲れやストレスだけでなく、時には病気の兆候とも関わることがあります。症状が長期間続く場合や、特に他の不調や症状もある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

氣とは…?

天のエネルギー

漢方医学では、「気」は体内のエネルギー、生命力、バランスを指す概念として使われます。体内の「気」は血液や体液とともに体の健康と調和を保つ重要な要素とされ、体の不調や病気の原因とされることもあります。気の流れが滞ることによって健康問題が発生すると考えられています。

「やる気」「元気」「活気」「気疲れ」という言葉の中にある「気」は、中医学の「氣」に関連しています。氣は生命エネルギーやパワーを意味し、目には見えずとも、感じることができるものです。

気虚(ききょ)と気滞(きたい)と氣逆(きぎゃく)

漢方医学には、「気虚」と「気滞」「氣逆」という概念があります。これらの概念は、体内のエネルギーのバランスや流れを説明する言葉で、メンタルの不調と関係が深いと言われています。

漢方医学では、ストレスからくる不調を「気滞」と呼び、元気がない状態を「気虚」と言います。そして、「気逆」とは、気の流れが逆流することを指します。気滞の時には憂鬱な気分になったり、イライラや怒りが出やすく、気虚の時にはだるさや倦怠感を感じることがあります。「気逆」の時は、のぼせ、発汗、吐き気などの不調がみられます。

無気力、元気がないのは“気“が不足しているから…

「気虚」の状態
  • 疲れやすい、無気力
  • 身体がだるい
  • 身体が冷える
  • 息切れしやすい
  • 胃腸が弱い、食欲不振
    …などの症状がみられます。

【おすすめのセルフケア】
身体を温めて、睡眠をしっかりとりながら、ゆっくり休むことをおすすめします。

イライラしたり憂鬱な気分になったりするのは、“気”が滞っているから…

「気滞」の状態
  • イライラする、怒りっぽい
  • 喉が詰まった感じ
  • 胸が詰まった感じ、息苦しい
  • 憂鬱、溜息が多い
  • お腹が張る、ゲップやおならが多い
    …などの症状がみられます。

【おすすめのセルフケア】
呼吸を意識しながら、汗をかくくらいの運動をして、よく笑い、時には大きな声で歌を歌ってストレス発散してみてはいかがでしょうか♪

不安になったりのぼせたりするのは、“氣”が逆流しているから…

「気逆」の状態
  • 足は冷たいのに上半身はのぼせる、汗がでる
  • 吐き気がする
  • 咳が出る
  • 頭が痛い
  • 不安になる
  • 頭が休まらない
    …などの症状がみられます。

【おすすめのセルフケア】
足を温めたり、心地よく身体を動かしてみてはいかがでしょうか。頭にのぼってしまった熱を下げるのには、天然木材の櫛で髪をとかすのもお勧めです。

ヒーリングで「気虚」「気滞」「気逆」のバランスをとる

当サロンでは、氣の流れに注目し、ヒーリングの手法を用いて緊張や疲れを和らげ、本来の自然体へ戻すお手伝いをしています。ヒーリングの基本の手技でもあるソフトタッチは、優しく身体に触れることでリラックスを促し、ストレスを軽減する効果があります。軽い触れ方は、神経系にリラックス信号を送ることが知られており、心地よい感覚をもたらします。リラックスすることで、自然治癒力を引き出し、生命エネルギーの流れを整える助けをしています。中医学では、「気・血・水」のバランスが健康の秘訣とされており、そのバランスを保つことが大切だと考えられています。

氣が身体を巡り始めると、血、水も流れていき、自然治癒力や免疫力が高まると言われています✨

お客様のご感想

ぐっすり眠れていますか?

疲労回復のためのおすすめ方法の一つは、しっかりとした睡眠をとることです。良質な睡眠は、体の回復とエネルギーの充填に不可欠です。たくさんの人は、毎日のハスハスとした睡眠不足によって疲労感を抱えています。十分な睡眠を確保することは、体調を整える重要なステップです。
寝ることによって、日中刺激されまくりの脳神経が休まり、自律神経も整います。

睡眠中、私たちの体は成長ホルモンを分泌し、この時間を使ってリカバリーを行います。つまり、睡眠は私たちの健康な体を作り上げるための貴重な時間なのです。

疲労がたまっているときに、質の高い睡眠を得るためのご提案

  1. リラックスする習慣を取り入れる: 就寝前にリラックスするための活動を行うことで、ストレスを軽減し、眠りに入りやすくなります。深呼吸、軽いストレッチ、瞑想などが効果的です。
  2. スクリーンタイムを制限: 寝る前のスマートフォンやコンピュータの使用は、目の疲れを引き起こし、眠りの質を低下させる可能性があります。就寝前1〜2時間はスクリーンを避けるようにしましょう。
  3. 寝室の環境を整える: 静かで暗く、快適な温度・湿度の寝室を作ることで、快適な環境で睡眠をとることができます。
  4. 規則正しい睡眠スケジュール: 同じ時間に寝たり起きたりすることで、体内時計が整い、より質の高い睡眠が得られる可能性があります。
  5. カフェインやアルコールの制限: 就寝前数時間は、カフェインやアルコールの摂取を避けるようにしましょう。これらの物質は眠りの質を低下させる可能性があります。
  6. 適度な運動: 適度な運動は、睡眠の質を向上させる助けになりますが、激しい運動は就寝前数時間は避けることが望ましいです。
  7. 夕食を軽めに: 大量の食事をとると、消化にエネルギーが使われてしまい、眠りに入りにくくなることがあります。夕食は軽めにすることを心がけましょう。
  8. ストレスを管理する: ストレスが疲労を増加させることがあります。リラックス技術や趣味などでストレスを軽減する方法を見つけると良いです。

だるさや倦怠感を解消し、疲労回復するためのセルフケアの方法

疲労回復によいとされるツボを押す

《足三里》

膝のお皿の下の外側に人差し指から指4本をあてた小指の位置あたりに足三里のツボがあります。足の疲れだけでなく、倦怠感や胃の不調にもよいとされるツボで、消化⇒吸収⇒排泄と身体の循環に関わり、健康長寿のツボとも言われています。

あまり強く押しすぎず、「痛気持ちいい」程度に3~5秒を2~3回くらい押すとよいそうです。

《湧泉》

足の指をギュっと曲げた時に足裏の一番凹む位置に湧泉のツボがあります。“生命エネルギーが泉のように湧く”ということでその名がついたとか…。疲れやだるさをとり、大地のエネルギーを入れる重要な場所です。

湧泉を刺激することで、血液が身体を巡り、足の冷えにも良いとされています。

自然に触れる

パワー(氣)不足の時は、自然に触れることもおすすめです。自然に触れることに合わせておすすめなのが、ここ最近、世の中でもブームとなっているパワースポット巡り。パワースポットと呼ばれる神社仏閣のご神氣に触れることで、エネルギー(氣)の補給ができます。そして、森林浴には「フィトンチット効果」があると言われています。フィトンチットとは、樹々が発散する化学物質のことで、樹々が発散するフィトンチットによってリラックス効果が得られ、疲れた身体が癒されていくのは、気のせいではなく、樹のせいのようです😆

身体の疲れがとれない、だるい、倦怠感を感じる時は、とにかく「やる気」「気力」「活気」が復活するまで、エネルギー(氣)を使うことを一旦休止して、足りない分は補充しましょう♪

そのほか、気を整える方法として、温泉や瞑想、ストレッチや軽い運動もおすすめです✨

~ヒーリングで心と身体を緩め本来の自分に還る~
宇都宮市にあるヒーリングサロンsumika