急がなくていいのに焦ってしまう理由とその手放し方

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焦りグセの根っこにあるものとは?

私自身もそうだったのですが、
子どもの頃から「早くしなさい!」と言われて育つと、
本当は急がなくていい場面でも、
なぜか焦ってしまうクセがついてしまうことがあります。

「早くしなさい」がもたらす思考のクセ

子どもの頃に繰り返し言われることで、
こんな思い込みが無意識に染みつくことがあります。

  • ゆっくりしていると怒られる
  • 早くしないと価値がない
  • 時間をかけるのは悪いこと

その結果、大人になっても「急がなきゃ!」と感じやすくなり、
たとえばこんなふうに日常に影響が出てきます。

  • 誰も急かしていないのに、勝手にプレッシャーを感じる
  • 結果を急ぎすぎてしまう
  • 休日にのんびりしていても「何かしなきゃ」と落ち着かない

焦りグセは“身体の反応”にも影響します

「早くしなさい」と言われて育った方は、
交感神経(緊張モード)が優位になりやすい傾向があります。

そのため…

  • リラックスしようとしてもソワソワしてしまう
  • 何もしないと「怠けてる」と感じて罪悪感が出る
  • 急ぐ必要がない場面でも、なぜか焦りがある

長年それが続くと
「私はいつも急いでる人」「私はせっかちな性格」
といったセルフイメージを持ってしまうことも。
すると誰かに急かされなくても、自分で自分を急かしてしまうのです。

焦りのクセに気づいたら、まず試してみたいこと

「ゆっくりしても大丈夫」と声に出してみる

焦ったときは、自分にこう問いかけてみてください。

「これは本当に急ぐ必要があるの?」

そして、こう声をかけてあげましょう。

「私は今、焦らなくても大丈夫」

このシンプルな言葉が、意外と大きな安心感をくれます。

あえて「ゆっくり動く」練習をする

焦りグセがある人ほど、動作が早くなりがちです。
意識的にゆっくり動いてみましょう。

  • 歩くスピードを落とす
  • 食事をゆっくり味わう
  • 行動する前に深呼吸する

「急がなくても大丈夫」という感覚が、体に染み込んできます。

「何もしない時間」をつくる

焦りグセがあると、何かしていないと不安になるもの。
だからこそ「何もしない時間」を意識的に作ってみてください。

  • 窓の外をぼーっと眺める
  • 音楽を聴いてゆったり過ごす
  • 五感を感じながら、ただ“今”を味わう

それだけで、心と体がふっとゆるみます。

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