腹式呼吸と胸式呼吸の違いと呼吸が大事な理由

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呼吸の役割は、体内に酸素を送るだけではありません。深呼吸は、自律神経に意識的に働きかける唯一の方法であり、ヨガやヒーリングを学ぶ中では、空気中から「プラーナ」(生命エネルギー)を取り込む手段とされています。

呼吸法にはいくつか種類があり、今回は「腹式呼吸」と「胸式呼吸」の効果の違いと目的について解説します。

あなたも、今日から意識的な呼吸で心と体を整えてみませんか?

心が整う。呼吸って大事。

私は普段、何気なく呼吸をしていますが、ストレスや忙しさや追われると、気づかぬうちに浅くなりがちです。 すると、心や体のどこかに「滞り」が起こり、エネルギーの巡りも悪くなってしまいます。

意識的に深い呼吸をすることで、氣(生命エネルギー)の流れが整い、心身の疲れが癒されていきます。

呼吸が浅いときに起きる体と心の反応

  • 疲れやすくなる
    • 酸素が十分に取り込めないため、体の細胞にエネルギーが行き届かず、慢性的な疲労感を感じやすくなります。
  • 集中力が低下する
    • 脳への酸素供給が不足し、思考がぼんやりとしやすくなります。
  • ストレスや不安が強まる
    • 自律神経が乱れ、交感神経が優位になりやすいため、心が落ち着かなくなります。
  • 肩こりや頭痛の原因になる
    • 浅い呼吸が続くことで筋肉が緊張し、肩や首のこり、頭痛を引き起こすことがあります。
  • 睡眠の質が低下する
    • リラックスするための副交感神経が働きにくくなり、深い眠りにつけなくなることがあります。

 

呼吸の質を高めることは、ストレスをためないための大切な習慣です。

 

腹式?胸式?呼吸法の違いについて

私達は呼吸を日常生活の中で意識せずに行っていますが、私たちの心・体・魂のエネルギーを整える重要な役割を果たしています。今回は、腹式呼吸と胸式呼吸の2つの呼吸法について、それぞれの効果や意味をお伝えします。

腹式呼吸の効果

お腹(丹田)に意識を向けて、ゆっくりと深く行う呼吸法です。

🎗️このような時に…(副交感神経を優位にする)
寝る前に。リラックスしたい時に。心と体を緩めたい時に。

① グラウンディング効果

腹式呼吸によって丹田(下腹部のエネルギーセンター)に意識を集中することで、地に足がついた感覚が強まります。これをグラウンディングと呼び、現実としっかり向き合い、自分自身を安定させる効果があります。

  • 現実的な判断力や行動力が高まる
  • 心が落ち着き、余計な不安や迷いが減少する

② 気の流れを整える

丹田は気(生命エネルギー)の貯蔵庫とも言われます。深い腹式呼吸を通して、気の流れがスムーズになり、体内のエネルギー循環が整います。

  • 疲労やストレスで乱れたエネルギーを整える
  • 体と心のバランスが自然に回復する

③ 自分軸の強化

腹式呼吸によって丹田にエネルギーを満たすことで、心のブレが少なくなり、自分軸がしっかりと安定します。

  • 外部の影響に流されにくくなる
  • 自分の意思や直感を信頼できるようになる

④ 直感力や洞察力の向上

腹式呼吸でエネルギーのバランスが整うと、魂の声直感が自然と高まります。無意識の中に眠っていた洞察力が目覚め、物事の本質を見抜く力が育ちます。

【実践ポイント】

  • 背筋を伸ばし、リラックスした姿勢で座ります。
  • 鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませます。
  • 口からゆっくりと息を吐き、お腹をへこませます。
  • 丹田にエネルギーが集まるイメージを持ちましょう。

胸式呼吸の効果

胸(肺)を使います。心や感情、ハートチャクラに関連し、次のような効果が期待できます。

🎗️このような時に…(交感神経を優位にする)
一日の始まりに。やる気を出したい時。感情の浄化をしたい時。

① ハートチャクラの活性化

胸の中央にはハートチャクラ(第4チャクラ)があります。胸式呼吸を意識的に行うことで、ハートチャクラが活性化し、愛・調和・思いやりのエネルギーが高まります。

  • 自分や他人を受け入れる心が育つ
  • 愛のエネルギーが内側から自然と湧き出る

② 感情の解放と浄化

胸は、悲しみや不安、怒りなどの感情が溜まりやすい場所です。胸を広げて大きく息を吸い込み、一気に吐き出すことで、感情の浄化が促されます。

  • 過去の痛みやトラウマが少しずつ手放される
  • 心が軽くなり、新しいエネルギーが流れ込む

③ 自己受容と自信の回復

胸式呼吸は「ありのままの自分」を受け入れるサポートになります。胸を開き、大きく息を吸うことで、自己肯定感が自然と高まります。

  • 自分を認め、愛する気持ちが芽生える
  • 心の真ん中に自信安心感が宿る

④ 宇宙とのつながり

胸式呼吸は、心臓のリズムと共鳴し、宇宙や自然とのつながりを感じる呼吸法です。深く呼吸することで、心と宇宙のリズムが一体化し、安心感や調和が生まれます。

【実践ポイント】

  • 背筋を伸ばし、胸に手を当てて呼吸します。
  • 鼻から息を吸い、肋骨が大きく広がるのを感じましょう。
  • 口から一気に息を吐き出し、重たい感情が外へ出るのをイメージしてください。

腹式呼吸と胸式呼吸の使い分け

腹式呼吸はグラウンディングや自分軸の強化に、胸式呼吸は愛や感情の解放に役立ちます。

目的呼吸法効果
現実とのつながりを強めたい腹式グラウンディング、安定感
エネルギーを整えたい腹式気の流れの安定、自己軸の強化
感情を浄化・解放したい胸式ハートチャクラの活性化、感情の解放
愛や調和を高めたい胸式自己受容、愛のエネルギーを広げる

目的や状況に合わせて呼吸法を使い分けることで、心の安定やエネルギーの浄化が進み、より調和の取れた日常を過ごすことができます。あなたも、今日から意識的な呼吸で心と体を整えてみませんか?

 

 合わせて読んでみて 
▶▶▶悲しみは肺に溜まる?五行説から学ぶ「心」と「呼吸」の整え方

 

まとめ

呼吸は、意識することで心と体を整える強力なツールです。例えば、1日の始まりや寝る前に目的に合った呼吸法を数分間行うだけでも効果的です。また、状況に合わせて呼吸方法を使い分けることで、心の安定やエネルギーの浄化が進み、より調和の取れた日常を過ごすことができるでしょう。

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